ニート考察78「『紫の鏡』を覚えてはいけない、と覚えてはいけない」

人間の無意識は、人が考える異常にてきとー極まりないんだよ。

という話。

脱ニートする時に、決してしてはいけない考え方

『紫の鏡』って知ってます?

20歳までにこの単語をおぼえてると、死ぬだの不幸になるだの、
なんか相反するワードを覚えてれば大丈夫だのなんだのという
色んなローカルが存在する、都市伝説の一種です。

小学校時代ぐらいだと聞いたこともあるかもしれない。
自分は怖い話超苦手だったんで、ビビってた記憶が。

あれ、忘れようと思っても、忘れられないんですよね。なんでか。
むしろ、忘れようとすればするほど記憶にこびりつく。
それがまた恐怖心を子供に植えつけるんですけども。

これは実は理由があるみたいなんですよね。
なんか、心理学の本で読んだ論旨なんですが。

それは何かというと。

無意識は、否定形を理解しない。

ということです。

これ知った時、すっごい納得したんですけど。

どういうことかっつうと。
例えば「他人が嫌がること」を「してはいけない」という指示と。
「他人が嫌がる事」を「しなさい」という指示は、文法上は明確に相反してますが。

無意識上では実は区別していません。

無意識上で、実行される指示は1つだけです。
それはなにかというと。
「他人が嫌がる事」に対して注目する。
それだけです。

「紫の鏡」も同じです。覚えよう!という命令と、忘れろ!という
命令を区別してません。

……伝わりますかね。

「○○だけはしない!」とか
「○○しないようにしよう!」っていう考えは。
むしろ逆にその方向に引き寄せられるんですよ。

無意識ってのは不思議で、強く事柄を意識すると、それを自然と探し始めます。
赤い色を探せば、赤い色が普段より目につくようになります。
副業について考えれば、それ関連の情報がやたら目に飛び込みます。
そしてそれは、肯定と否定を区別しません。

「ゴロゴロして過ごすことだけはしない!」って思うのと
「ゴロゴロして過ごそう!」という意識はほぼ同列です。
どっちも、ゴロゴロする方法を無意識は探し始め
ゴロゴロするチャンス、機会、方法が、しない!と思ってるにもかかわらず
する!と意識した時のように目にたくさん飛び込んでくる。
赤色を探す!って思うと普段より赤が目に飛び込んでくるけど、
赤い色を避ける!って思っても普段より赤が目に飛び込んできます。

つまり、これを実生活に反映させると。
ダメな時期な人的にいうとですね。

「とにかく失敗しないように、失敗だけはさけて生活しよう」とか。
「昨日みたいな生活を繰り返さないぞ」とか。
「ゲームで時間潰すのだけはしないようにしよう」とか
「関係ない事ばかり考えないようにしよう」とかは。

全くの無意味であるどころか、逆効果ですらある、と。

だから、正しく意識を振り分けたいなら「失敗しないように」じゃなくて
「成功する方法はないか」になります。

「しないこと」を意識するんじゃなくて「代わりにすること」を意識する。
だらだら過ごさない!を目標じゃなくて、就活するぜ!とかを目標にする。
じゃないと、人は動かない。

だから、人にね。失敗するな失敗するなとか言うのは、
あれはむしろダメ人間を作る方法なんですよ。

自分もすっげー経験あるんですけど。
就活したい、でもなんかできずに毎日過ごしてく。
寝込んだり、もんもんしたり、ゲームに逃避したりで。

で、そういう時に。
「○○しないリスト!」とか作ってみるんですけど。
あれもしない、これもしない、どれもしないぞ。
みたいな。

まー無駄に終わるんですよね。
もうびっくりするぐらいに終わる。
無意識はその「○○」を求め続けてるのに、
理性ではそれをしない!ってなるから。

凄く板挟みで苦しんで、悩んで、しかも結局なんもできなくて。
で、終わってみて、その1日。なんだったんだよっていう。

しない宣言とか、意味がないんだよっていう。
これは、決してしては「いけない」考え方……。

もとい、「する」考え方をしようってことですね。

しない意思をいくら積み重ねても、するにはたどり着けないです。

これは結構、経験上保証しますよ。
「これ以外やることない!」まで追い込んでも、究極寝るだけです。
寝るも封印しても、ボーっとします。何もしないをしないは不可能だしね。

そういう意味だと、幸せになりたい、と不幸になりたくないは天地の差があって。
職につきたいと、無職になりたくないは、やっぱり大差があるんだろうね。

する、とか、なる、とか。そういうのを意識すべきかな。

しない、という決意はむしろ逆効果。
無意識は、適当なんです。




PS;何日ぶりだ?超時間たってましたね!すいません。
本来ならば2,3日に1度は更新したいと思ってるんですが。
忘れてたわけじゃなくて、ずっと色々考えてただけなんです。
いや、待ってくれた人ありがとう。

PS2:これ手持ちのなんかの本で読んだはずなんだけど
何だったか思い出せない……。探してもない。
思い出したら紹介でもしてみます。

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ニート考察77「思い出したくもない過去を変える方法」

名言としてよく

「過去と他人は変えれない。変えれるのは自分と未来だけ」

という言葉がある。

……でもこれは、本当は間違いですよ。

自分が好きな、斎藤一人さんが強く言っていて、
心に非常に強く残っていて。本当にそのとおりだなあって思うのがあるんですが。

過去は変えれます

間違いない。

自分は結構、4,5回は人生において輝いてたり沈んでたりする時期を
繰り返してきたので、余計にこの意味が分かる。

しかも、尋常じゃなく変わる。

むしろ、

過去は恐ろしいほど簡単に手のひらを返す。

そう言い切ってもいいぐらい。

昔自分が嫌だと思っていた過去。
忘れたいと思っていた過去。
そして、もしくは何の価値も残さないだろうと思ってる過去、もしくは現在。

これは、変えれます。というか、変わります。

そもそも、過去の評価って、何で決まると思います?
過去のその時の判断……じゃないんですよね。
その時点で辛い思いをしてれば、嫌な過去になるかっていうと、そうじゃない。
そんなものは、結構、時間と共に風化するんですよ。

過去の評価はね。

今、この瞬間、幸せかどうか。

これだけ。本当にこれだけで決まるんですよ。

どんだけ黒歴史があってもね。今が幸せなら、
あの過去があった「おかげ」で今がある。とかになるし。
今が不幸なら、
あの過去があった「せい」で今になった。ってなる。

「過去の判断が正解かどうか」も同じですよ。
結局今が幸せなら、正解っていうし。
今を不幸と感じてるなら、未練たらたら。そんだけ。

彼女とか恋愛とか、新しい、良い人を見つけられれば
別れて良かったーってなるし。見つけられないままうじうじしてると
別れて間違いだったかとかなるし。
そんで、見つけると良かったーってなって。
また分かれると、うじうじ。

就職でも、勉強でも、なんでもそう。
やめてやった!ってなって、そのあと生活苦しくなれば
判断間違ってたのか……ってなるし。
でもその後いい企業につけば、そんなこと考えてたのは
綺麗に忘れて、やめてよかったとかいうし。

ニート時代も、結局後々成功すれば、あの時期があるから……とか
ドヤ顔でいっちゃうし。
成功するまでは、嫌な過去でしかないし。
で、それって簡単に今どうかで切り替わる。

逆も言えますよ。
小学校や中学校時代がいくら輝いていたとしても、
今この時の自分が輝いてないなら、美しい思い出ではなく、
自らを傷つける刃の思い出にしかなりませんし。
現実逃避の対象になる、虚しい思い出というやつです。

今が悪いと、楽しんでた時期すら、嫌な思い出になる。
今がいいと、苦しんでた時期すら、いい思い出になる。

あやふやなもんです。


過去なんて、思い出したくない歴史なんて、その程度のもの。

自分はですね。

もう何回も浮いたり沈んだりしてるから。
それがよーく分かるんですよ。
卒業したあと引きこもったり。一年発起して就職したり。
就職したと思ったらやめて引きこもったり。
引きこもったと思ったら就職したり。
そしたらまたやめて引きこもったり。
副業はじめたり。副業でも休止期間でたり。

退職が引き篭もりを呼び、それが次の就職を呼び、
副業を呼び、再度の引き篭もりを呼び、復活を呼び、今に至る。

結局、自分が一番最初に就職挫折したのは良い事だったの?悪い事だったの?
何回裏表ひっくり返っているの?

嫌な過去があったとして、今、それを定義することに、なんの意味があるの?

何の意味もない。

今、この過去がどうだったと定義しようが、どうせまた変わる。
絶対的な定義など、永久に出来ませんし、する必要もありません。

だから過去は変えれるんですよ。

まあこういうと、過去を変えるには幸せにならないとダメなんでしょ?
その幸せがむずいんだけど?
なろうでなれたら苦労しねーよ!
と返ってきそうですが……。まあそれはそのとおりですけど。

でも過去を変える事はできないと、思ってるより、ずっと楽じゃないですかね。

どんな嫌な過去をもってようが、
どんなにあの判断をしてよかったのかと悩もうが。
あるいは過去でなくて今、その嫌な時期にいようが。
今、もしくは将来幸せになってしまえば、全部チャラです。
ぜーんぶチャラ。

過去を変えたかったら、今もしくは将来幸せになるよう動いて下さい。
どんだけ過去に大して、あれは正しかったのかとか、ああしてればとか
タラレバ考えたって全く無意味です。過去を変えたいなら次どうするかに
思いをはせることです。

もう何度も浮いたり沈んだりして、自分はそれがよーく分かるんですよね。
だから自分は、過去に大してかなり冷め切ってます。ドライです。

過去がフラッシュバックして襲ってくることも今はあまりない。
結局、上り調子になれば消えるの知ってるから。言うほど気にもしないです。

他人が評価「してくれる」自分の過去も同じですよ。
例えば中卒だからダメなんだとかいわれても、成功したら、中卒だから
成功したんだね、頑張ったなとか言われるんですよ。
それが悪いっていうんじゃないけど、気にするだけ無駄というのは
事実だと自分は思いますよ。過去に悩み苦しむことは、
過去を乗り越えることに繋がらない。

僕は悩んだり苦しんだり、今ひどい時期にいるな、って自覚しても
そして、もしくはそういう過去があったとしても
「ああ、でもどうせ将来成功すれば、良い思い出になるんだろ?」
「将来幸せになる。なるから、この思い出もいい思い出になるはずだ」
と自分に投げかけて、無理やり忘れ去るようにしています。
頭に出てくるたびに、こう考えて超強引に却下。

過去と他人は、いとも簡単に手のひらを返すんです。

終わり良ければ全て良し。

誰も肩代わりしてくれない自分の人生。
過去に囚われるより、今をどう幸せに感じるか、するか。
それを考えたほうが、いいと思いますね。

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