ニート就活記36「退職の理由。夢から悪夢へ!」
入ったときは夢一杯!
出るときは悪夢のただ中!
いや、悪夢は言い過ぎたけど(笑
でもまあ、会社に入った直後と、でる直前ってこんなもんですよね。
そうそう綺麗な理由で退職しません。
まるで恋人と付き合った直後と、別れる直前のようですね。
自分も3回辞めてますけど、全部入った直後は
人生を一新し、俺はこれからだぜ!って希望と共にはいる感じです。
出るときも、同じです(笑
人生を一新し、俺は(省略
夢によって入社し、夢に破れて退社。んなもんですよね。
で、今更ですけど、実際どういう理由でやめてきたか。
そして、それを今振り返って、どうおもってるか。
それをちょっと書いていこうと思います。
まず一つ目。
ゲーム機販売会社の電話サポートです。
といっても、そこの社員ではなくあくまで
電話サポート派遣会社から、そのゲーム機会社に派遣という形でしたが。
時給制だったけど、扱い上は派遣社員。
ここは9ヶ月いました。
今思い返すと、一番「辞めなくても別に良かったかな」とか
思ったりしてる会社ですね。
というか「未練」がそこそこあった会社です。
辞める直前は、正直成績はかなり良かったんですよ。
かなーりポジティブに仕事してましたからね。がむしゃらに上狙ってました。
自分で言うのも何ですが。
電話の処理速度は確実に一番でした。しかも90日連続で。結構ちぎってた。
クレーム率も低いほうだったし。
自分で自分専用のマニュアルをつくって、電話の9割は完全にパターン化してましたね。
さらに電話中に報告書も書き上げてたり(大抵の人は切ってから書く)
で、パターンも出来るだけ1秒でも早く終わるように、
かつ、1%でもミスやクレームを減らすようにマニュアルをよくいじってた覚えがあります。
で、辞めた理由ですが……。
よく言えば「次のステージへ行きたいから」
悪く言えば「増長」です。
いや、ぶっちゃけると「評価に不満」だったんですね。シンプルに(笑
上を狙ってたぶん、やっぱその分の評価もほしい!っていう。
調子いい時、2位の倍ぐらい電話とってましたから。
でも、認められないわけです。給料も変わらないし(笑
褒めてもくれない。
むしろ、すごい勢いで終わらせてちょっと一息ついてると
「周りやってるのに、なんで休んでんの」とか言われる始末。
この時の「はぁ?」と思った感情は今でも思い出せますね。
自分だったら報告書の書き込みをいれても、5分で終わるような電話を
周りとかは電話15分、報告書10分とかかけてやってるわけですよ。だっらだらと。
でも注意されるのは自分なんですよ。
おかしくないか?あっちのほうがよっぽど休んでるだろ?
こっちは5分休憩いれてもあっちの倍速だぜ。
と思ったりするわけで。
別に隣とかが遅いのは良いですよ。本人は頑張ってる感じかもしれないし。
俺もブレイクスルー前は頑張っても遅かったし。
だから、譲って、両者頑張ってるとかならまだいい。
でも、俺のほうが頑張ってないって評価はおかしいだろう。
「頑張ってるように見えるかどうか」が、
実際の処理数値より大事だっていうのか?
そんなんなら、俺もいくらでも頑張ってる振りして、
5分で終わらせれるのを20分でも30分でも偽装できる。
電話を縮めるのはかなり苦労するけど、長くするのなんて楽勝。
でも、そっちのほうが、評価高い・・・・。
だらだら長くやってると、「頑張ってるね」とか。あほらしい。
短く手早く処理したときのほうがよっぽど頑張ってる。
こういうのが、まあ1度や2度じゃなく起こるわけです。
「やってられっか」
まーこう思いましたね。全開でやるのがアホらしい。
でも、じゃあ中身手をぬいて頑張る振りするかって、それも嫌なわけですよ。
自分が堕落するようで。
いやあ、若かったですね。いろんな意味で。
今思うと、真面目に世の中を考えすぎてたんですが・・・・。
で、そこに加わって、そもそも電話クレーム処理がそう好きじゃないわけです。
電話の怒りって、直接会う場合より暴走しやすいし・・・。
そもそもじっくり考えて動くタイプなんで、アドリブを要請される電話はきついし。
さらに、パターン化による、作業感。
処理件数一位が日常化したことによる、成長打ち止め感。
特に成長打ち止め感は、かなりでかかったですね。
上と合わせて「このままでは堕落するんじゃないだろうか」とか考えるわけで。
で、とどめがその時期にきた「配置換え依頼」です。
電話クレーム処理から、物品の配送・梱包などへの配置換え依頼。
まー・・・。決定機でしたね。
「あ、電話にいらないんだ」っていう、評価されてないなっていう、
結論が自分の中で出てしまった感じ。
だから、考えさせてくださいといって。
次の日には、辞めたいと申し出てました。
まあ辞めたいなーとはその2ヶ月前から考えてましたが。
後悔はしていません・・・というか、
終わったことは変えれませんし。
・・・・でも、未練はちょっぴりあるんですよね(笑
今考えるとね。
いやこの部署(派遣元ですよ)、結構会議とかあると割と上から下まで発言しやすい雰囲気あったり、
システム変更もそこそこ柔軟に対応してたんですよ。
相談にものってくれやすい雰囲気で。
現場を見てる上司もですね、3人ぐらいいて。
つまり、わりといい上司もいたんです。
「どうせ辞めるんなら、思ってることを全部言えば
もしかしたら通じたかもしれない・・・・」
通じないと勝手に決めつけて、可能性はあったのに
勝手に閉ざしたかもしれない・・・。
数値だしてるのに、だしてない人より評価されないのが悩みといえば、
上司は上司なりの考えを提供してくれるか、
対策うってくれるかしたかもしれない。
つか、上司は上司なりの思惑があるに決まってるし。
そこを聞けなかったっというのは本当にやっちまったぜ!です。
また、配置換えに関しても、やってみてから辞めるっていう手も
今では充分あったなと。
もしかしたらキャリアアップだったのかもしれないし。
なぜ配置換えが起こったのかと、理由も聞かずに辞めるっていいましたからね。
「どうせ辞めるって決めたんなら、取れる行動は色々あったな」
結果的には不満がつもって退職しましたけど。
そういう事で、ちょっと未練が一番残る会社でした。
逆にいうと、次からの二社は、これで学んだおかげで
色々やってみて、かなり割り切った上で退職できましたが(笑
そういう意味では、まあ必要な経験だったのかもしれない。
あと、「実際に頑張ってる」ということと「頑張ってるように見える」のは
全く違うことを痛烈に意識した事でもありますねー。
まあ、24歳にしてこれを学んだのは遅かったんでしょうね。正直。
話それるし長くなるんで割愛しますが。
「これだけ成果をだしている。だから評価してくれ」
と、言えばよかった・・・・。
そして、上司の考えを聞けばよかった・・・・。
仕事自体は結局のところ「自分に合ってない」仕事だったんで
遅かれ早かれ電話サポからは外れたでしょうが。
それが、心残りでしたね。
それに、青かったというか。まあくそ真面目すぎたというか。
周囲の社会人を、神格化しすぎてたというか。
上司だって人間だし、誰にだって言い分はあるよなあと。
まあ、それも含めて、辞めないと考えなかった部分でしょうけど。
退職3回してるんで、3つ全部かこうと思ったけど長くなったんで
続きはまた今度書こうと思います。
退職を考えてる人とか、どの程度の「重さ」で辞めたかとか
そういうので悩んでる人の参考になればいいなーと思います。
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私は地雷屋と同じ29歳で今年から三十路突入の者です。
今年でニート歴は1年になり、さすがにやばいと思いいろいろなサイトを廻ってると偶然このブログを見つけました。
驚いたのは地雷屋さんの文章力です。ニート生活の心境、考えている事、周囲への反応が細かくユニークに表現されていて同感したり笑ってりとても楽しく読ませていただきました。
そのおかげで重い腰が軽くなり、現在ハローワーク通っています。まだ、職員の方の身分け方がうまくいかないですが、少し自分中心に物事を考え、分析しやっていこうと思います。
今回の話も社会人ではよくありますし。次回の話も期待しています。お互い体に気をつけて頑張っていきましょう!!
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>>アルさん
はじめまして。文章力褒めていただいてありがとう!小説のおかげですかね(笑
職員の見分けは、単に第一印象などの好き嫌いですよ。本当にそれだけで十分です。やる気の元としての役割が最も大きいので、それで選んでかまいません。
最近は、就職意外にも成功の道はたくさんあるなあとみえ始めて、脱ニートブログとしての意義が薄れかけてますがw
色々書いていきたいと思います。