さて、復帰した理由の一つに、かの東北大震災がきっかけの一つとしてあります。
本当に怖かった。自らが平和ボケしてたことを、認めざるを得ないですね。
死を意識して、やれる時に、やれる範囲でいいからやれることを、
やっておけばよかったなってちょっと思ったのが一つあります。
そして、もう一つ、思ったことがあります。
自分は今の日本の現状が怖い。言うまでもなく、原発問題が理由です。
自分は東京住まいなのですが、原子炉爆発から数日、本当に怖かった。
デマや煽りもたくさん飛び交いましたしね。放射能汚染のね。
ひきこもりがちな人は、特に想像力が優れた人が多いから、
自分と同じ人が多かったかもしれませんな。
（尚、政府や東電批判をここでするつもりはありません。それは別の話です）
■よくわかる不安のループ
・現状に不安になる→安心する材料を探す→
→1の安心材料が見つかる先から、10の不安材料が見つかる
→もっと不安になる→最初に戻る
本当、どうしようもないねって感じ。
で、この恐怖に怯える期間中に、強く感じたことがあるんですよ。
ああこの感覚……ダメな頃の絶望感に似てる、と。
正直、全く前に動ける気がしませんでしたからね。あの事件からしばらくは。
不安に苛まれて。想像力がマイナス方向にたくましいので。
で、似てるなーって思ったんですよ。この原発の恐怖感が。
就職とか、仕事とか、自分への自信とかを全部諦めてたころにね。
地震よりも、津波よりも、原発の恐怖は恐ろしい。
「まだ起こってなくてもおそろしい」
何故か。
それは、放射能問題の性質です。
そう、日に日に悪くなる、っていう。
これはね。人が、どういう時に絶望を覚えるかってのに、起因してると思います。
俺だけの性質じゃないと思うな。
多分、人って、どん底は意外に耐えれるんですよ。
後は上がるだけ、ってなると、逆に吹っ切れる。
だけど、日に日に悪くなる、っていう状況はかなりキツイ。絶望を覚える。耐えれない。
人を絶望に導くのは、右肩下がり、であると思います。
現状の絶対値じゃないんですね。足をとめるのは、昨日との比較です。
マイナス成長、右肩下がり、成長率の低下。
100万円の貯金と10万円の貯金の人。不安になるのは数値だけなら後者ですが、
前者が月ごとに5万ずつ貯金が減り、後者が月ごとに5万貯金増えるとすると、
どちらが不安かという状況は逆転するでしょう。
原発もそうですよね。安心できないのは、プラス方向への
ターニングポイントを迎えていないからです。
就職や仕事の絶望もそうです。日に日に悪くなる、そう感じたら足は止まります。
年をとるごとに、履歴書の空白期間が伸びるごとに、状況は悪くなる。
そう思ってしまったら、今が如何に良くても不安は消えません。
これは、人同士の状況を比べる無意味さをもあらわします。
たくさん持ってるから「幸せ」。「不安がない」。ということを、意味しないので。
むしろ「持つ者」のほうが「右肩下がりの恐怖」をうけやすいかもしれない。
「日々変わらない」も、別の観点からだと「実質右肩下がり」であることもあります。
何かと言うと「努力が無為になってる」時ですね。
プラスにいくはずなのに、変化がゼロである。
実質的に、右肩下がりと同じような感覚を受けることがあります。
例えば。勉強してるのに、成績が伸びない。
仕事を頑張ってるのに、評価が伸びない。
働いてるのに、生活が楽にならない。
何度話しかけても、仲良くなれない。
精魂込めて野菜を育てたのに、汚染で売れない。
blog更新したのに、人がこない（笑）とかね。
「日に日に悪くなる」時……。
「努力が無為になる」時……。
人は、非常に絶望しやすくなるんだと思います。
原発なんて、両者を兼ね備えてるからそらきついよ。
自分が自分に絶望していた頃。引きこもったりニートしたりダメな時期になってた頃。
こういう感覚にとらわれてました。
もし、ダメな人の感覚がわからないって人は、
今回の原発パニックの気持ちを思い出してみるといいかもね。
でも、逆も言えますよ。「日に日に良くなる」。
この時は、前を向く気力が、かなり湧いてきます。
今がどん底でもね。
具体的にどう捉えるかってのは、長くなったんでまた今度。
復帰した理由にも関わってます。
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僕も今年高3で、大学受験の勉強がスタートするんですが、私立文系なのに英語がからっきしダメなので、日に日に受験日が迫ってくる不安があります……(;^_^A
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とてもよくわかります。
将来に希望がもてない人は前に進めない。
希望が少しでもあるとわかれば歩いていける。
自信のある人というのは希望が見えなくても「とりあえず進む」ことが出来る人だと思います。
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いつもこのブログを見て勇気をもらっています。新卒で就職したのに、人間関係のこじれで前職を一年経たずに辞めて一ヶ月半になり、そろそろ動かんとって思って最近職安に通い始めました。
今日はちょっと落ち込みましたが、ブログを見てまた回復しました。
原発のことはあれですよ。斉藤一人さんの「将来は今よりも必ず明るい」って言葉を思い出して、いつか必ず解決するって思うようにしてます。性格は基本ネガティブですけど。
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ここの数々のブログ読んでかなり救われました！
自分もいま、不安の中で未来は必ず良くなるって考えてます！
更新楽しみにしてます！
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最近ここのブログの存在を知った、
０８年大学既卒４年目の者です。楽しく見させてもらってます。
新卒の就活の時に一時期、うつ症状みたいなのが出て失敗
今に至ります。
私も同じくここのブログを見て、多少メンタル面でプラス思考になれそうです。
でもまだ「俺なんて生きてたってしょうがない」
「もう人生負け組だからどうでもいいや…」みたいな思考からは抜け出せない、非積極型求職者です。
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地雷屋さん、こんにちわ！
ずっとブログの更新が無かったので今日復帰されたのを確認できて嬉しいです！常々色々と勉強させていただいてたので。
今後ともこちらのブログの一ファンとして楽しみにしております。どうかご無理だけはなさらず～ではでは
ლ(╹◡╹ )
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はじめまして
以前よくブログを読ませていただいていました。
原発に関しては私も同じことを考えていました。
私は鬱で数年ひきニートをやってた経験があり、あの時のどうしようもない無力感に似ていると感じました。希望が無いと人は前に進めません。
だけど、「禍福は糾える縄のごとし」
少しのきっかけで好転するかもしれない。この未曾有の危機を乗り越えたら日本も少しは良い社会になるかもしれない。
信じています、この試練は乗り越えられると。
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はじめまして、地雷屋さん
ブログをよんで大変共感しました。
自分は就職活動中の２０代です。 父親に、『予定を計画して、それを必ず実行し、そして活動できたことを報告してくれ』という約束を一週間くらい前から継続しています。
しかし、予定を立ててそれを報告しても、
『それは、どうやって時間配分したんだ』
『お前のは予定と言うより「できたらいいな～」とおもっているだけでないか』
『一度決めた予定は必ず実行しろ。邪魔が入るのならそれを阻止しろ』
痛いところをズバズバつかれる日々で正直苦痛です（^ ^ ;）
ですがこれを機会に親父との関係が少しでも変われたらな～と思って実行しています。
おそらく何十年後かに今回の事故を清算しなくてはいけないときがくるんでしょうね…。
ですが、自分あきらめません。あきらめたくないです。
地雷屋さんもいろいろあると思いますが頑張ってください
それでは失礼しました。
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おかえりなさい。ブログの更新待ち望んでました！
応援してます。
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>>電柱さん
日に日に悪くなるという不安ほどたちの悪いもんもないですよね。
>>ななしさん
とりあえず進む、ができるのは本当に強いですよね！
心の底から羨ましい！
>>僕さん
一人さんの言葉は、やっぱり勇気でますね。
>>太郎さん
ありがとうです！
自分もまたダメージあるけど、ぼちぼちやってこうとおもいます
>>北方警備員さん
＞「もう人生負け組だからどうでもいいや…」みたいな思考からは抜け出せない、非積極型求職者です。
よく分かります。
諦めたくないという思いと、諦めている現実が衝突して動けない感じ。
ですよね。
>>＠ねおさん
どうもです。
これからも無様だったりそうでなかったりを繰り返す気がしますがよろしくです
>>のーこさん
はじめましてー。いいこと言いますね。
思うに、とんでもない転落も、とんでもない上昇も、
きっかけはほんの少しだと思います。
割と本気で。
>>根尾さん
はじめまして。
予定通りに実行できたら、だれだって夏休みの宿題は夏休み前に終わるし、
勉強での落ちこぼれなんて絶対に誰一人でないでしょうね。
自分は予定をたて実行するのは、「当たり前」ではなく
「恐ろしくほめられるべき行動」であると思います。
100人いて、まあ10人いれば良いほうじゃないかな。
>>千葉さん
週1ぐらいで更新できたらと考えてたらこんなになってしまった。
応援ありがとうです。
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この余波は、色々ありましたね。
海外移住した人、仕事やめて実家へ帰った人、九州へ引っ越した人、絶望して自殺してしまった人、不安だったけれど、何も変えずに仕事を続けた人。
私は、パニックでした。借金してでも全て捨ててでも海外へ逃げた方がいいのかと思いました。原発＝原爆みたいなイメージが強すぎたし、まだまだ地震がきそうなのに、あと一回来たらもう日本は崩壊するとかも言われていたりしましたし。止めてくれた家族に感謝です。
どのみち同じ場所で生きなきゃいけないなら必要以上に心配するのは、不幸だと学びました。何が良いのか結果は出ないですが、でも、生きていられるありがたさは、本当に感じます。
震災が酷かった地域の方々は、残された方が不幸って話も散々出たので簡単に言えませんが、でもあの頃別件でなくなってしまった人がいて、今でも生きていたら伝えたいことも沢山あったし、楽しいことだってあったのになって残念に思います。兎に角生きなければ幸せはない。
自分は、若い頃に本気で死にたいと思ったことがありましたが、そういう人がいたらそれだけはやめて欲しいです。死んだら自分に明日はないわけで、それなら生きさえすれば明日があるわけで、生きてるだけでまるもうけだし、もし死んだとして今の人生はなかったと仮定するなら、失敗しようがニートであろうが、そもそもなかったところから比べればあるだけラッキーだし、失敗したっていいんです。
死ぬくらいなら心行くまで失敗してみたらいいし、後から振り返るとその時の絶望なんて、意味不明だったりします。人生は長いから。だから、今死にたいと思っている人は、私のためでもなんでもいいから、騙されたと思って生きて欲しいです。