自己啓発本7「【続ける】技術」

前回は自己啓発本乃6「世界一簡単に夢を実現する「宝地図」」

◆「続ける」技術




これはかなりのいい本ですよ。
★★★★☆……何度も読みたい。オススメ。
星4つ付けたいと思います。

みなさん、特に、ここにくる人は、今まで何かをやろうとしたけど
すぐ3日坊主で終わってしまう、最初はヤル気あったのに
結局辞めてしまう。

そして「ああ、俺って意思が弱いんだ……」と思う。

そんな経験がないですか。
自分は山のようにありますが。

しかし、この本は、それはちょっと待てと。
それは意思の弱さじゃないといってるんですね。
続ける、ということは、意思の強さ云々じゃない。

「ただ、技術なんだ」と。

そういってるんです。

いやあ、面白かった。眼からウロコでしたね。

個人的に、何かヤル気あるのに出来ない……そんな時の
解決策として「すぐやる」というのを、自分は呪文のように
唱えてやるときありますけど、それも万能じゃないわけです。
「面倒くさい!」この声に勝てないときはたくさんある。

そう、この「面倒くさい!」がポイントなんです。


この本の核を紹介すると、要するに「やりたい行動」を
「ターゲット行動」とします。
タバコを「やめたい」というのもそうだし、
運動を「続けたい」というのも、
ハロワに「いきたい」というのもターゲット行動です。

しかし、これらは普通にやっては3日坊主になります。

何故か。
それを邪魔する「ライバル行動」があるからです。
ライバル行動とはなに?
就活したい、その矢先にTVのリモコンが。
ふっとTVをつける。次に時計を見る。あ、1日終わってる。
タバコをやめようとする。
しかし友人が勧めてくる「一本どうだ?」つい……。


この「ライバル行動」をどうにかしようという考え方が、この本の焦点であり、核です。


忘れがちですけど、人は常に選択して生きてるんですね。Aを「する」という行動の影には
BやCという行動を「しない」という選択肢を含んでるわけです。そして、Aをするというのは
つまり、Aによって、何かしら自分に+するものがあると思うからやるわけですよね。
短期的にしろ長期的にしろ快感を追っているわけです。

そこに、Aをしたいと思っても、Aより簡単に、しかもAより大きい快感を得れてしまうBという
選択肢があったら?Bを選びますよね。これは意思の強さの問題ではありません。
人はそういう風にできてるんです。
これが就活したくてもTVをつけてしまう原理です。
ハロワいくのも面倒くさい。スーツは奥だし……。履歴書も今から印刷しなくちゃ。
そんな時にTVリモコンが手元にあったら……?

就活というすぐ快感を得られないものより、すぐ快感を得れるものを選んでしまう。
これは意思じゃなく、本能です。

「面倒くささ」と「得られる快感」それらを天秤に常にかけてるんです。
だから、それより簡単なものがあると、どうしてもふっとつられてしまう。
これはしょうがないって話です。


これを防ぐにはどうするか。

シンプルです。ターゲット行動のハードルを、ライバル行動より下げるのです。
もしくはライバル行動のハードルをあげるのです。
そして、それを「意識する機会」これも、ターゲット行動を増やし、ライバル行動を減らします。
これだけです。

具体的にいいます。TVを例にとると、例えば見る度にコンセント抜くとします。
すると、TVを見るハードルが上がります。
そして、新聞のTV欄などをみないようにし、番組の感想などもシャットアウトします。
「見たいと思う機会」が減ります。
そして、履歴書や職務経歴書を完成させておいて、スーツも目の前におきます。
行こう、と思えばすぐ行けます。
そして、例えば「就職して月18万以上の自由なお金を手に入れる!」という
目標などを壁にはりつけておけば「行こうと思う回数」が増えます。

こういうことです。

勉強でも、図書館いく人多いですよね?あれは理にかなってます。
勉強がイヤになったとしても、遊ぶには遠い道のりを帰って家につくまで遊べません。
一方、勉強は今すぐできます。
就活も、着替えて一歩外にでるほどに「戻って着替え直して寝る」というハードルが
家から離れるごとにあがります。
自炊面倒くさい、でも美味しい飯やに行きたいと思っても、そこが1時間歩く場所だったら諦める。
そういうことです。


これを読んで、自分は部屋を片付けました。


余りにも思い当たることが多すぎたから……。


そうだ、今まで、自分は真面目だと思う反面、ずっとだらだらしてしまって
外だとちゃんとやるのに、家にいると本当にグダグダ。
性格かとおもっていたけど、家で頑張るのは諦めてたけど
違うんだ」と。
これは「技術」なんだ。それを知らずに、家に「罠」を俺は張り巡らしていたのだと。


今までは部屋を「快適に」作ってたけどちがったんですね


あえて「不便に」作るのもあるんだと。
如何に誘惑を放つ「ライバル行動」を遠ざけるか。
布団はたたんで押し入れに入れる。
漫画は奥のほうに閉じ込める。
メモ帳はいつも手元に。
手元にゲーム機をおかない。漫画おかない。時間つぶしになるものをおかない。
目標は書き出して、何回も眼にするようにする。
TVはいっそ処分。
PCが凄い難しいけど……なんせ誘惑と実行しなきゃいけないのが同居してるし。
ゲーム系のショートカットは削除する。
そんで自分はノートPCもってるので、
こっちにはゲーム系とか一切いれずに、そこで作業をしようと。

とにかく、ライバル行動を起こすものは「かなり面倒くさく」なるような状況に。
ターゲット行動は「思い立ったらすぐ移れるように」。
ライバル行動をしたいとおもうものは「視界から排除」して近づかず
ターゲット行動は「自然と眼にはいるように」する。
何かをしようとしたとき「こっちやるの面倒くせえな」と思うような環境を作る。


続けられない人。
あえて、部屋を「不便に」作ってみてはどうですか。


これ結構効くと思います。
試して一週間たってないけど「ライバル行動」を意識して
動くことはかなり多くなってます。


他にも色々と、「続ける」ための技術が書かれています
具体例もかかれてます。
ダイエット、英語の勉強、家の掃除etc・・・・
はっとするものたくさんありました。
もしかしたらまた紹介するかもしれません。

もし見かけたら、一読あれ。
現在、アマゾンで180円です。




あ、ただいくつか注意。
これあくまで、やる気もあるし真面目なつもりなのについだらだらしちゃう、という人向けの本です。それに、「結局やるのは自分」なんで、魔法のごとき効力を期待すると多分肩透かしくらいます。「やりたい」けど、誘惑に負けちゃうと言う人向けであり、「本当にやりたくない」ものをさせる効果は全然ありませんし。「意思が弱い」ことに悩む人向けです。「意思を起こす」本ではないので注意。




それと……「凄い実行力」という本が類似……というよりこっちの元としてあるそうです。こっちより安いし。自分は続ける技術はブックオフで「続ける技術」をたまたまたみつけたので、「凄い実行力」は買えなかったんですが。レビューを読むと、どっちかさえあればいいようです。直接読んでないので自分から余りPUSHはできませんが、両方選べるならこちらでもいいようです。



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“自己啓発本7「【続ける】技術」” への3件の返信

  1. SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    まあ、自己啓発本に限らずですけど。

    僕は、他の人がどんな本を読んでるのか、
    すごく関心があるので、これからも、
    どんどん紹介してもらいたいですね。

    地雷屋さんのレビューは、
    自分の思いいれを伝えながも、
    常に客観的なので好きです。
  2. SECRET: 0
    PASS: acddcd1be50e65459940b991c4480e9a
    >>茶々丸さん
    どうもです。本読むのは好きですが、好きな本を客観的に伝えるのは中々難しいですねw まあこういう安い本は紹介しやすいですw どんな本も値段ありきのレビューですからね。
  3. SECRET: 0
    PASS: 0129366568d60233081528ea8270bca6
    確かに、十個くらいロック解除しなきゃいけないところにお菓子をしまったら食べるの諦めると思います。でも、買いに行くな笑 でも、もし店まで歩きで三時間だったらやめるかも。でも、あまぞん。。。。苦笑
    関係ないけどダイエットがんばりたいです。

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