前回は★★★★★ 自己啓発分乃3「斉藤一人の幸せセラピー」
今回の本は「金持ち父さん、貧乏父さん」です。
星評価は
★★★★☆ レビュー基準はこちら
星4つ。そこそこ万人にオススメしたい本です。
正直、かなり馬鹿売れしまくった本なので、知ってる人は知ってるでしょう。
この本は、一番最初に自己啓発書というか、そういう本にはまる大本のきっかけとなったものです。
初めて読んだのはもう10年前になりますか、そろそろ。発売が2000年ですから。
学生の頃に読んで、すさまじい衝撃を受けたのを、今も思い出せます。
結論からいうと、この本で自分が学んだ一番大きなことは
「お金を求めるのは悪いことじゃない」ってことですね。
「お金をほしい!」と言ってもいいんだと。
俺はその頃までは「お金をほしいというのは卑しいこと」だと思ってました。
そういう風に育てられたし。
漫画や小説でもそうじゃないすか。ヒーローはお金のためにやらないし、
むしろ「お金なんか不要」と言い切るのがカッコイイヤツの条件みたいな。
そんなだったから、この本読んで衝撃でしたね。
アメリカの超お金持ちが「お金がほしいと思うのは非常に正しいこと」
「いらないって人は自分に嘘をついてる」「そして貧乏になる」と。
しかしその上で
「 仕事は幾ら稼げるかではない。
何が学べるかで選びなさい」
とも言っています。
「お金をほしがる」という意味が「高い給料をほしがる」という意味ではないということを、
何回も何回も、繰り返し繰り返し叫ばれています。
求めるのは給料ではない。良い学校に入って、良い学歴を残し、
良い企業に入って、高い給料を貰い、充実した社会保険に入る。
だが、それを求める限り、貴方はお金の恐怖から逃れられないだろうと。
金持ちは、お金を自分のために働かせると、筆者は言います。
そうじゃない人は、お金のために自分が働くと。
そして、その大多数の人はお金が無くなったときの恐怖によって動かされている。
そういう人は、収入が増えても生活は楽にならない。
支出が収入と比例して増えて、いつまでたっても終わらないレースにいる気分になる。
そうなるのは、無知だからだ。
彼らは「一生懸命働いてお金を貯める」しか方法を知らない。
しかし、それではお金の恐怖からは逃れられない。お金の奴隷になるしかない。
そういうことを言っています。
資産に関する考え方も独特ですね。これも衝撃でした。
一般的に、家や車、高価な家具なんかは資産ですが、筆者に言わせるとこれはNOです。
「資産とは収入を増やしてくれるもの。
負債とはお金が出て行くもの」
この考え方だと持ち家は負債です。維持費かかるし。車も同じ。ただし、人に貸してる家は違います。収入をもたらしてくれますので、資産です。そういうことです。
金持ちになるには、資産を増やし、負債を減らす。これが基本だと。
当時は学生だったんでピンとこないこともままありましたが、やはりそれでも衝撃でした。
この頃から徐々に「一生懸命働くことの是非」について深く考えるようになります。
正直これが原因で進路に大いに迷い、ニート化したというのはあると思うw
「欲望をもって何がほしいということに、罪の意識を持つこと」に警鐘を鳴らしてます。
それは罪じゃない。むしろ持ってないと健全とはいえない。
そしてほしいものがあって買えないとき「それを買うお金がない」と言ってはいけない。
「それを手にする能力が無い」と言ってはいけない。
それは可能性を閉ざす言葉。そうじゃない。
「どうやったらこれを手に入れられるだろう?」そう考えなさいと。
あとですね、この中でセールスやマーケティングに関し
「一番重要な能力だと思う」と
書いてあります。
実は俺が、そこまで向いてるとは思わない営業を目指した理由もこれの影響大。
他の本を以後も色々読んだけど、自分で何かを始めるなら、営業能力は必須、
もしくは経験して損はないとあったので。
このような言葉あってこそ目指しました。やってみて、向いてたらベスト。
不向きなら不向きでいいんです。
無理なら、人に頼めばいいだけですしね。
とりあえず不向きだとはっきり知る事が大事だと思ったので。
もし、欲望を持つことに否定的な人がいたら是非読んでみてほしいですね。
世界で1000万部以上売れてるだけのことはあります。
今なら中古でも結構あるんじゃないかな。
自己啓発本5「イット・ワークス 夢をかなえる赤い本」 へ続く
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