今回は上司論の本です。貴方は以下の質問にどう答えますか?
Q1「部下が2人いる。一人は管理に関して、出会ったこともないほどの最高の能力をもっている。もう一人は10人並の管理力だ。ポストが2つ空いている。1つは絶好調の分野の仕事。もう1つは不振を囲ってる分野の仕事。どちらの分野もまだ成長途中だ。どちらをどっちに配属する?」
Q2「とても優秀だが、毎朝必ず遅刻してくる人がいる。貴方は上司としてどうする?」
優秀な上司の答えは必ず一致するそうです。あなたの答えは如何?
解答は記事最後に語ります。
さて、今回紹介するのも、俺の魂の2冊目です。俺の仕事観に半端ない影響を与えてくれた1冊です。これも何冊も買って、何冊も人にあげちゃってますね。さて、その本とは・・・・
これです。
「まず、ルールを破れ すぐれたマネジャーはここが違う」マーカス・バッキンガム
です。
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その上で、この本の点数ですが
★★★★★★ 星6です。
多分、これと斉藤一人の本だけじゃないかな。星6出すのは。俺の魂の本のもう一冊ですね。
俺のビジネス観や人間観の根底をなす本です。半端なく影響うけてます。俺の仕事選びの基準は、ここに沿ってるものがかなりあります。何十回よんだか数え切れないな正直・・・・。
どういう本かっていうと、この本を書いた人は「アメリカの調査会社」の人です。その中で「優秀な人を企業に留めおくには、何が一番重要か?」を調査したのです。給料?プライベートの時間?福祉保険?人間関係?職種が好きかどうか?・・・一番は?ということを。
100万人へのインタビューをもって。
そう、こういうのいいですよね。ほとんどの自己啓発とかビジネス書って、結局自分論で、他人に応用きかないのがほとんど。こういう、結論が先にない本って実は少ないんです。で、この本は、よくある「私はこうして成功した」、結論ありき、の本ではありません。「何が必要か?」を調査し、数字をだし「何が必要か」はっきりさせ「どうするべきか」をまた調査し、その答えを、しかもシンプルな答えをたたき出している本です。
それは「直属の上司との人間関係」であるといっています。
給料じゃないんですよ。労働環境でもない。人間関係でも、お客や同僚じゃなくて、上司。しかも上~の上司じゃなくて、直属の上司です。
心当たりはありませんか?
俺はありますがw
いや、確かにねー周りの人もそうなんですよ。周りに転職した人がいたらちょっと聞いてみてください。特に「前の上司」のことを。まずネガティブな答えが返って来ると思います。むしろ半端なくネガティブな答えが返って来ると思います。「給料は本当に良かったんだけど」とか「同僚と仲は本当に良かったけど」とか「休日は本当にあったけど」ってなっても「前の上司は本当に良かったけど」ってなるのは相当低いんじゃないかな。やむを得ない事情とかじゃない限り。いやそうですよ実際。俺も「認めてもらえなくてやめた」っていう経験がありますもの。学校でいうなら「あの教師がいるから行きたくない」ってとこかな。学校の上司って先輩になるのか、先生になるのかちょっと微妙ですけどね。
話し逸れましたw本題です。じゃあどうするか。組織として、マネジャーとして、どうすれば優秀な部下を見つけて雇えるのか、留め置けるのか、これがこの本のテーマです。
単に仲良くやれ、って本じゃないですよ?それも重要だけど、それだけじゃダメなんです。部下の関係が良いっていうのは「部下の才能を引き出している」っていうことです。そういう定義です。
これも結構分かります。人と嫌いじゃないけど、上司として納得いかないことありますもん。俺もやっぱり前はそれで(ry
うん、本当に面白かった。そしてタメになりました。この本は。
結論として「人にはどうしても変わらない個性がある。それにそって、職場に配置すべき。そうすれば全て上手く行く」といっています。この個性ってのは例えば「なんでもきっちりしてなきゃ気がすまない」とか「自由にやれ、と言われたとき最もやる気がでる」とか「ルールどおりに遂行したとき深い満足感を得る」とかその程度のLVの個性です。しかし、これこそが最も重要であり、最も変えられないものと言ってます。
いや、衝撃でしたよ。読んだとき。本当にぶったぎりというか、断言してるんだもの。人は変わらないって。弱点のトレーニングなんてするだけ無駄だ、とか。でも、読んでると凄く納得できます。理想と現実のギャップ、ってあると思うんですが、この本はここに凄くこだわってますね。誰もが納得する理想論がなぜ上手くいかないのか、凄く納得する感じで書かれています。
俺はこれを読んでね、その上司論に凄く感心したってのもあるんですが人が変わらないのは、普通なんだ。ってことに、とても安心したってのがありますね。貴方は変わらなくていい。弱点を補強する必要は無い。強みを生かせと。
この本読んでからですね、俺は、自分の強みってなんだろう。弱みってなんだろうと。上でいう「どうしても変えられない快感の元」みたいなのはなんだろうって。それが活かせる職ってなんだろうって。
ただ、それを気にしすぎてて逆に一発で天職つこうとして失敗したっていうのもありましたけどw↓
(ニートの就活を振り返る5「それでもやりたいことなんてない」 )
基本的に「上司論」の本なんですけど、ニートの方にも俺は断然オススメします。特に論理派の貴方、是非みるべきです。ビジネスマンの人で、しかも上司職の方だったら絶対にオススメします。正直、俺はこの本が4倍の値段でも買う価値あると思う。そのぐらい濃密な情報が濃縮されてます。
ただ、上司じゃなくて、部下の立場でどうすればいいんだ!って人のほうが多いでしょう。そういうときは
「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」っていう2冊目の本と
「最高の成果を生み出す 6つのステップ」っていうマーカスの4冊目の本がオススメかな。まあこれらのレビューもいずれするつもりではいるのですが。
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A1「さて、一番上の答え・・・・優秀な上司が全員一致する答えは「優秀なものを、成績が良いほうに。十人並みを、成績不振に」でした。キーとなる条件は「どちらも伸び盛り」です。優秀な上司は常に上をみます。絶好調の分野に、さらに最高の能力を引き出させるのは、大変労力が必要で、優秀なものを配置する他ないと知ってます。同時に、不振を平均に戻すには、優秀なものにとっても同じぐらい労力が必要で、しかも生産性は大してあがらないと知っています。そして逆のことをする人に対し、それは2人の部下も分野も潰す行為だと、警告を発しています。
皆さんはどっちと答えました?ちなみに俺は、ダメなほうの答えを選びましたw
いや、まあ本を読む前だったからね!今は違うさ!
もう一つの、遅刻に関することはシンプルなだけに面白いですよ。
優秀な上司の共通する答えはこうです。
A2「「まず理由を聞きます」
毎朝遅刻という、普通なら「社会人の自覚がない!」で一刀両断しそうなものも、何故そうなるのか、全ては部下を知ることからはじまると。交通手段がなく、どうしてもそうなるのかもしれない。毎回朝にこなさなければならない何かがあるかもしれない。隣のオヤジがいつも寝かせないのかも知れない。原因をしらなくば、対策は練れない。この答えこそが優秀なマネージャーに共通するもの、優秀なマネージャーの試金石でしょうね。皆さん周りの上司の方々に聞いてみてはいかがでしょうか。
実は、他にも質問はあります。
Q1「120億を売り上げるが独立心が強く一匹狼な者、売り上げ半分だが和気藹々でチームプレーをする人間。貴方が上司としてどちらを取るか、理由は何か」
Q2「「生産性は高いが、書類で毎回ミスする部下がいる。この部下の生産性をあげるため、貴方が上司なら何をするか」
この答えが気になるなら、本屋で
次は★★★★★ 自己啓発本2「80対20の法則 生活実践編」 を紹介します
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絶好調、不振両方の分野を優秀な上司に担当させるのが正解かと思いました。本の題名が「ルールを破れ」なだけに。
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はじめまして、いつも更新を楽しみにしています。
斎藤さんの本も面白かったですけど
これも面白そうですね。読んでみます。
ところでいつか面接対策対策を書いていただけないでしょうか。
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>>ゆうきさん
コメありがとう。流石にそこまでルールは破らないですねえw 担当者が死んでしまうw
>>米さん
米ありがとう。面接対策ですか。まあ書くつもりなのですが求人票とかほど得意では実はないんですよね;; 多分、普通にハロワとかで練習してもらったほうがいい気がします。でも、ちゃんと知ってることは全部書きたいと思います。